2017年2月21日

藤原武智麻呂

ふりがな:ふじわら の むちまろ

天武天皇9年(680)に藤原不比等の長男として生まれました。
藤原鎌足の孫にあたります。

聖武天皇の即位後、長屋王とともに政権を担当し、長屋王の変を鎮圧して力を得ました。
後に太政官首班となり、弟たちを昇進させ、藤原四兄弟の政権を確立しました。

天平9年(737)7月25日に、当時流行していた天然痘にかかって死去しました。享年58歳でした。
墓は五條市の榮山寺の裏手の山にあります。
なお、このとき3人の弟も病に倒れています。

武智麻呂は藤原南家の祖として宇智郡を治めていました。
このことから、井上内親王と他戸親王の配流先が宇智郡になったのではないかと考えられます。