2017年2月1日

(義妹)孝謙天皇(阿部皇女)

よみがな:こうけんてんのう

聖武天皇と光明皇后の間に生まれた阿倍内親王が立太子して、天平勝宝元年(749)に孝謙天皇として即位しました。

安積親王がいましたが皇太子としなかったのには、当時大きな権力をもっていた藤原四兄弟による圧力があったのではないかといわれています。

光明皇后は藤原不比等の娘であることから、阿倍内親王を天皇にという目論見があったと考えられます。

そのため、藤原四兄弟の一人である藤原武知麻呂の次男、藤原仲麻呂による安積親王暗殺説が有力となっています。

なお、孝謙天皇は称徳天皇としても即位し、合わせて約15年間在位しています。
称徳天皇の時代には法相宗の僧、道鏡を重んじ、皇太子を立てませんでした。