よみがな:ふわないしんのう
井上内親王の同母妹。
天武天皇の孫である塩焼王と結婚。
天平宝字8年、塩焼王は恵美押勝の乱に加わり敗死。
不破内親王は、神護景雲3年(769)、県犬養姉女らと共謀して称徳天皇を呪詛し、子の志計志麻呂を帝位につけようと企てたとの罪により、厨真人厨女に改名させられ、京より追放されました。
宝亀2年(771)、県犬養姉女らの罪は誣告だったと判明。
不破内親王も翌宝亀3年12月、内親王の属籍を復される。
延暦元年(782)、子である氷上川継の謀反の企てが発覚。
連座して不破内親王と川継の姉妹は淡路国に移配されました。
795(延暦14)年12月、淡路から和泉へ移配されましたが、以後の消息は不明。