2017年2月1日

(妹)不破内親王

よみがな:ふわないしんのう

井上内親王の同母妹。

天武天皇の孫である塩焼王と結婚。
天平宝字8年、塩焼王は恵美押勝の乱に加わり敗死。

不破内親王は、神護景雲3年(769)、県犬養姉女あがたのいぬかい の あねめらと共謀して称徳天皇を呪詛し、子の志計志麻呂しかしまろを帝位につけようと企てたとの罪により、厨真人厨女くりやの まひと くりやめに改名させられ、京より追放されました。

宝亀2年(771)、県犬養姉女らの罪は誣告ぶこくだったと判明。
不破内親王も翌宝亀3年12月、内親王の属籍を復される。

延暦元年(782)、子である氷上川継ひがみ の かわつぐの謀反の企てが発覚。
連座して不破内親王と川継の姉妹は淡路国に移配されました。

795(延暦14)年12月、淡路から和泉へ移配されましたが、以後の消息は不明。