2017年2月1日

(弟)安積親王

よみがな:あさかしんのう

聖武天皇の第二皇子として、神亀5年(728)に生まれました。
井上内親王の同母弟。

皇太子であった基王が亡くなったため、次期天皇の最有力候補でしたが皇太子になることはありませんでした。
幼少であったからか病弱であったからか、その理由は不明です。

万葉集の歌人として知られる大伴家持と親交があったといわれています。

天平16年(744)1月、聖武天皇の難波行幸にお供したが、脚気により恭仁京に戻り、2日後に没しました。
17歳でした。

親王が聖武天皇の唯一の男子であったことで、藤原仲麻呂らによる暗殺の疑いももたれています。