立春大吉御札


立春大吉の御神札(おふだ)を1月23日(土)より、社頭にて20体限定で頒布します。無くなり次第終了です。  初穂料 一体300円

 立春大吉という言葉は、鎌倉時代初期の僧道元が書いた法語によるもので、十五個の「大吉」が記されています。そのため、「十五大吉文」とも称されています。道元は山城国に生まれ、十四歳で得度、二十四歳のときに宗に渡り、帰国後、永平寺を開き曹洞宗を広めました。
 十五大吉文の内容は次の通りです。「南謨仏法僧宝は大吉、立春は大吉、一家の祖師祖宗は大吉、仏法の弘通は大吉大吉、祖道の光揚は大吉、寺門の繁昌は大吉、門子多く集まり人の逢うを得たる時、天下吾が道に帰崇するは大吉大吉。大吉立春大吉。大吉開山、永平大吉。道玄 寛元五年丁未立春、大吉大吉。」
 前日の節分に豆をまいて一年の厄を落とし、翌朝(立春)に「今年も無事に過ごせますように」と願いを込めてお札を玄関に貼ります。
 立春大吉は縦書きにすると、左右対象になっていて裏からでも立春大吉と読めます。玄関にこのお札を貼った家に鬼が入り、後ろを振り返ると立春大吉のお札が目に入りました。すると鬼は、こっちの家にはまだ入っていなかったと勘違いをして、結果、家から出て行ったという話から、魔除け・厄除け・厄払いの御利益があると言われています。
 立春大吉のお札は、立春の日の朝に貼るのがよいとされていますが、雨水(今年は二月十八日)までの間に貼ればよいとも言われています。